ユースケース図
概要
ユーザーの要求に対するシステムの振る舞いを記述するために、ユースケース図を利用できます。
このページでは、ユースケース図を利用するための操作について、次の順で説明します。
- ユースケース図を配置する
- ユースケースを定義する
- アクターを定義する
- 関連を定義する
ユースケース図を配置する
ユースケース図を配置するには、以下の手順で行います。
操作手順
- モデルナビゲータにてパッケージを選択し、 コンテキストメニューの [モデルの追加] > [ユースケース図] をクリックします。
- 選択したパッケージの子要素にユースケース図が配置されます。
ユースケースを定義する
ユースケースを定義するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 表示されているユースケース図にツールボックスから [ユースケース] をドラッグ&ドロップします。
- 表示されているユースケース図の兄弟要素として新規にユースケースが追加されます。
ツールボックスから追加できる要素
ユースケース図ではツールボックスで表示している次の要素を追加できます。
| アイコン | 名称 |
|---|---|
 | パッケージ |
 | ユースケース |
 | アクター |
 | ノート |
 | ラベル |
 | シェイプ |
ユースケースにステレオタイプを追加する
ステレオタイプを追加するには、以下の手順で行います。
操作手順
- ユースケースを選択します。
- プロパティインスペクタの[基本情報] > [ステレオタイプ]フィールドの[追加]ボタンをクリックすると、その選択肢が表示されます。
- ステレオタイプを選択して [OK] ボタンを押下すると、ユースケースにステレオタイプが設定され、ユースケース図上にステレオタイプが表示されます。
ヒント
ステレオタイ プの選択肢は、パッケージモデルの [詳細] ビューで定義できます。
ヒント
追加したステレオタイプは、次の手順でユースケース図から編集できます。
- ユースケースに表示されたステレオタイプをダブルクリックすると、編集状態になります。
- ステレオタイプを変更して編集を確定させると、ユースケース図上に反映され、ユースケースのステレオタイプが変更されます。
ヒント
既存のユースケースをユースケース図上に表示したい場合は、モデルナビゲータ上のユースケースをユースケース図にドラッグ&ドロップすることで表示できます。
アクターを定義する
アクターを定義するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 表示されているユースケース図にツールボックスから [アクター] をドラッグ&ドロップします。
- 表示されているユースケース図の兄弟要素として新規にアクターが追加されます。
関連を定義する
関連を定義するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 関連付けるユースケースの上にポインタを移動します。
- ユースケースの四方に表示される[▲]アイコンをドラッグして、もう一方のユースケースにドロップします。
- 追加可能な関連の一覧が表示されるので追加したい関連を選択すると、選択した関連が追加されます。
追加できる関連
ユースケース図では次の関連を使用できます。
| アイコン | 名称 |
|---|---|
 | アクター関連 |
 | 依存 |
 | 継承 |
関連にステレオタイプを追加する
ステレオタイプを追加するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 関連を選択します。
- グレーアウトされている[<<stereotype>>]をダブルクリックすると、編集状態になります。
- 設定したいステレオタイプを入力すると、ユースケース図の関連にステレオタイプが表示され、関連にステレオタイプが設定されます。
ヒント
包含や拡張を表現したい場合は、依存の関連を定義して、その依存のステレオタイプを使用して表現してください。
制約事項
- ユースケースの拡張点を定義することはできません。
- システム境界はパッケージで代用してください。