Next Design のメタモデルを定義すると、モデル構造が階層化されて細分化されることがあります。
例えば、関数定義のためのメタモデルでは、関数クラスの下に関数のパラメータクラスや戻り値クラスを定義することがあるでしょう。
Next Design でモデリングする際、画面左側のモデルナビゲータにはメタモデルに従って階層化されたモデルがツリー表示されます。そして、関数モデルの下にはパラメータや戻り値のモデルが表示され、ツリーをすべて展開すると細かなモデルが多数あるように見えてしまいます。
Next Design を使い始めるには、対象プロジェクトに合わせたメタモデル(設計情報の構造)を定義する必要があります。
その際、開発現場のやり方を踏襲しようと、既存の設計書を参考にメタモデルを定義することも多いのではないでしょうか。
しかし、既存設計書の「見た目」(見出し構成や記載内容)に囚われてメタモデルに落とし込んでしまうと失敗することがあります。
Next Design のコンセプトの一つとして、開発現場の設計対象や表現方法に合わせた専用の設計ツールにカスタマイズできるという特長があります(リンク:製品コンセプト)。そのアプローチとして、既存設計書の「見た目」=見出し構成や記載内容に倣ってメタモデルを定義すれば、Next Design 上でも既存の設計書と同様の「見た目」で設計できるようになります。
次の例を見てみましょう。
左側が既存設計書の見出し構成です。右側が Next Design でそれ同等の構造をメタモデルで定義してモデル化した例です。
既存設計書の見出し構成と同じモデルの階層構造になっており、見た目は期待通りの結果になっています。
Next Design では、まず「設計すべき情報」をメタモデルで定義してから、その「見た目」をビュー定義で定義します(リンク:メタモデル、ビュー定義)。
その際に、既存文書の見出し構成や記載内容を参考に「設計すべき情報」を抽出してメタモデルを定義することは間違いではありません。ですが「見た目」に囚われず「何を設計するか」という観点で「設計すべき情報」と「見た目」を区別することが必要です。
既存設計書に記載されている「図」や「一覧」は「見た目」こそ違いますが、その中身は同じ設計情報を表しています。このような「見た目」=表現方法の違いはメタモデルではなくビュー定義として定義します。