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リッチテキストの使いどころ

リッチテキスト型のフィールドを使用すれば、図や表などを含むOffice文書や他ツールの成果物など、既存の設計成果をそのまま取り込めます。
その反面、内容はモデル化されないため、含まれる個々の要素をトレーサビリティ管理の対象にできないといった背反があります。

例えば、以下の状態遷移図をリッチテキスト型フィールドに画像として貼り付けた場合、
図中の「追従モード」のような状態や、「クルコンモードスイッチ押下」のような状態遷移はモデル化されません。

リッチテキスト型フィールドを利用するときは、トレーサビリティ管理すべき設計情報の粒度も見極めておく必要があります。
以下に、リッチテキストの使いどころを例示します。

外部文書の図表を取り込む場合
顧客からの要求文書や外部で規定された仕様に記載された図や表をそのまま取り込んで、開発の入力情報として一元管理できます。

図解を入れる場合
説明文中に図を差し込んで図解することがきます。

画像として一元管理する場合
設計対象の外観や意匠などの画像を設計情報と共に一元管理できます。

段階的にモデル化していく場合
Next Design 導入の段階では表現形式を一意に定めることが難しい場合や、現段階でモデル化しても設計プロセス全体として費用対効果が低い場合に、リッチテキストを利用することで情報を一元管理できます。