制約事項
モデル
構造モデル
- 内部クラスの情報は、親階層をたどって最初にみつかったパッケージの配下にインポートされます。
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design ではクラスとしてインポートされます。
- データ型(DataType)
- プリミティブ型(PrimitiveType)
- 列挙(Enumeration)
- Enterprise Architect の各種モデル(要素、属性、操作、接続など)に対して設定される制約はインポートできません。
- ただし、ダイアグラム上でノートとして表現された制約は、ノートとしてインポートされます。
- クラスの属性や操作などの型に設定されたユーザ定義のモデルがEnterprise Architect のプロジェクト内に存在しない場合、Next Design にインポートされたモデルの型が未設定となります。
- Enterprise Architect のプロジェクトにおいて、次のような操作が行われた場合に該当します。
1.クラスA、クラスB を定義する
2.クラスA に属性Xを追加して、属性の型を クラスB とする
3.クラスB をモデルごと削除する
- Enterprise Architect のプロジェクトにおいて、次のような操作が行われた場合に該当します。
- クラス間の関連の関連端ロールに対して設定されるステレオタイプはインポートできません。
- クラス間の関連の誘導可能性の情報は、いずれか一方にのみ誘導可能であり、かつ両方の関連端が集約またはコンポジットでない場合に限りインポートできます。
- (コンポジット構造における) 以下の要素はインポートできません。
- オブジェクト
- パート
- アセンブリコネクタは、Next Design では次のように変換してインポートされます。
- ポート間のアセンブリコネクタ:コネクタに変換します。
- ポートとインタフェース間のアセンブリコネクタ:実現に変換します。
- 上記以外のアセンブリコネクタ:関連に変換します。
- コンポーネントやポートの公開インタフェース(要求インタフェース/提供インタフェース)は、Next Design では異なるモデル構造でインポートされます。
- Enterprise Architect :要求または、提供するコンポーネント/ポートの子要素として定義されます。
- Next Design :コンポーネント(ポートの場合はその親コンポーネント)と同じ階層の要素としてインポートされます。
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design ではノードとしてインポートされます。
- デバイス
- 実行環境
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design でアーティファクトとしてインポートされます。
- 配置仕様
- 情報アイテム
- 画像要素
- ドキュメント成果物
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design では関連としてインポートされます。
またこの際、コミュニケーションの方向(矢印)は表現されません。
- コミュニケーションパス
- Enterprise Architect で定義した以下の関係は、Next Design では依存関係としてインポートされ ます。
- 配置
- マニフェステーション
- Enterprise Architect の要求のプロパティの内容(Notes)はインポートできません。
- Enterprise Architect の拡張要求等で定義できる次の情報はインポートできません。
- risk
- source
- verifyMethod
- Enterprise Architect のバリュータイプから使用されていない"単位"、および"数量の種別"のモデルはインポートできません。
- Enterprise Architect のパッケージの直下に追加された"プロパティ"はインポートできません。 ブロックの子要素として追加したプロパティのみインポートされます。
- ブロックのポートの方向が未決定の場合、Next Design では入力ポートとしてインポートします。
- Enterprise Architect の"単位"モデルに設定した以下の値はインポートできません。
- quantityKind
- symbol
- description
- definitionURI
- Enterprise Architect の"数量の種別"モデルに設定した以下の値はインポートできません。
- symbol
- description
- definitionURI
- 入れ子のポートはインポートできません。
- Enterprise Architect のブロックのプロパティの型にクラスを設定していた場合、型の情報はインポートできません。
- Enterprise Architect のブロックのポートに設定できる以下の項目はインポートできません。
- 読み取り専用か
- 派生属性か
- 初期値
- Enterprise Architect のパートが所有するポートはインポートできません。
- パートが所有するポートとの接続は、パートの型に指定するブロックのポー トとの接続としてインポートします。
- Enterprise Architect の制約プロパティが所有するプロパティはインポートできません。
- 制約プロパティが所有するプロパティとの接続は、制約プロパティの型に指定する制約ブロックのプロパティとの接続としてインポートします。
- Enterprise Architect の制約ブロックの配下に制約ブロックが配置されていた場合、一番最初に見つかった親パッケージにインポートされます。
- 以下の拡張要求は要求としてインポートします。
- 拡張要求
- 機能要求
- インターフェース要求
- 性能要求
- 物理要求
- 設計制約
- 以下のポートは設定された方向に従って入力ポートまたは出力ポートとしてインポートされます。
- ポート
- 代理ポート
- 完全ポート
- ブロックの操作として定義された有効特性は操作としてインポートします。
- アクティビティにおける中央バッファノードとデータストアはオブジェクトノードとしてインポートします。
- インターフェースブロックはブロックとしてインポートします。
- 以下の要素はノートとしてインポートします。
- コメント
- 要素グループ
- 問題
- 根拠
- 割り当て
- 以下の接続は依存としてインポートします。
- 追跡
- 抽象化
- 置換
- 使用
- ユースケースの包含(include)、拡張(extends)は依存としてインポートします。
- 委譲の接続は依存としてインポートします。
- アクティビティにおける以下の接続は単純なフローとしてインポ ートします。
- コントロールフロー
- オブジェクトフロー
- 例外フロー
- ブロックが持つ以下の要素はパート/バリュー/制約パラメータのいずれかとしてインポートします。
- パートプロパティ
- 制約プロパティ
- フロープロパティ
- 有向特性
- コネクタプロパティ
- 分布プロパティ
- 参加者プロパティ
- 付属プロパティ
- 束縛参照
- 終端点多重度
- 分類子振る舞いプロパティ
- 目的関数
- 効果測定
インポート先を決定する条件は以下です。
- 親要素がブロックの場合
- 制約プロパティの場合:制約プロパティとして取り込みます。
- プロパティの型がバリュー型の場合:バリューとして取り込みます。
- 上記以外の場合:パートとして取り込みます。
- 親要素が制約ブロックの場合
- 制約プロパティの場合:制約プロパティとして取り込みます。
- 上記以外の場合:制約パラメータとして取り込みます。
- 親要素がパートの場合
- プロパティの型がバリュー型の場合:バリューとして取り込みます。
- 上記以外の場合:パートとして取り込みます。
- クラス等が持つ属性・操作のモデルは、Enterprise Architect で表示されている順序に関わらずアルファベット順でインポートされます。
- ブロック定義の制約は、Enterprise Architect で表示されている順序に関わらず作成された順でインポートされます。
振る舞いモデル
- 振る舞いの要素(状態、トリガ、アクション、コントロールノードなど)は、パッケージ配下ではなく振る舞いのダイアグラムモデルの子要素としてインポートされます。
- 振る舞いの要素を表すモデルの内、ダイアグラム上で表現されていない要素はインポートされません。
ダイアグラム
共通
- Enterprise Architect のダイアグラム上の以下の要素はインポートできません。
- 凡例
- ダイアグラムの概要
- 境界
- ハイパーリンク
- 画像
- Enterprise Architect のダイアグラムのデータによっては、コネクタのベンド位置が正しくレイアウトされない場合があります。
- コネクタのデータとしてベンド位置が記録されているもののみインポートされます。
- シェイプやテキストのスタイル(背景色、線色、文字色、フォント)はインポートできません。
- Enterprise Architect のダイアグラム上での別ダイアグラムの表現はインポートできません。
- Enterprise Architect のダイアグラム上で、コネクタと接続したノートアンカはインポートできません。
UML
クラス図
- UMLにおける関連の限定子の情報はインポートできません。
- UMLにおけるテンプレートの情報はインポートできません。
- Enterprise Architect のクラス図でインターフェースがロリポップ表記されている場合、Next Design のクラス図ではクラス表記に変換されます。その際、インターフェースの図形のサイズは Next Design のシェイプ定義の既定値となります。
- Enterprise Architect のクラス図上で関連クラスが表現されている場合、Next Design のクラス図では関連クラスと関連コネクタの間の結線は表現されません。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のクラス図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
コンポーネント図
- Enterprise Architect のコンポーネント図でインターフェースがクラス表記されている場合、Next Design のコンポーネント図ではロリポップ表記に変換されます。その際、インターフェースの図形のサイズは Next Design のシェイプ定義の既定値となります。
- Enterprise Architect のコンポーネント図の以下の要素はインポートできません。
- オブジェクト
- パート
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のコンポーネント図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
配置図
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design の配置図上では表現されません。
- インタフェース
- 継承関係
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
パッケージ図
- パッケージ図上では、パッケージ間の所有関係(Composition)を表す関連は表現されません。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のパッケージ図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- パッケージマージ、パッケージインポート、プロファイルの適用は依存としてインポートします。
アクティビティ図
- Enterprise Architect のパーティションに該当する要素はインポートされません。ただし、上記要素の配下に定義された振る舞いの要素は、ダイアグラムモデルの子要素としてインポートされます。
- Enterprise Architect で 定義した以下の要素はインポートされません。
- アクティビティ
- ループ/条件ノード
- Enterprise Architect で定義した以下のアクションを除くアクション要素は、Next Design でアクションとしてインポートされます。
- 時間イベント
- シグナル受信
- シグナル送信
- Enterprise Architect のフォーク/ジョイン(Synchronization)は、(アクティビティ図上の意図が合流であっても) Next Design ではすべて並行としてインポートされます。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のアクティビティ図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
ユースケース図
- ユースケース図上では以下の関連は表現されません。
- アクターとアクターの関連(所有/集約など)
- ユースケースとユースケースの関連(所有/集約など)
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のユースケース図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
ステートマシン図/状態遷移図
- Enterprise Architect の領域に該当する要素はインポートされません。ただし 、上記要素の配下に定義された振る舞いの要素は、ダイアグラムモデルの子要素としてインポートされます。
- 状態で表現される境界(Region)はインポートできません。
- トリガは、状態遷移図上の遷移と関連付いたモデルのみをインポートします。トリガの図要素についてはインポートできません。
- Enterprise Architect の状態マシンは、Next Design では通常の状態に変換されます。また、Enterprise Architect の状態マシン内の状態遷移図は、Next Design では親パッケージに別の状態遷移図として展開され、サブマシンとして関連づけられます。
- Enterprise Architect の同期状態は、Next Design では選択点としてインポートされます。
- Enterprise Architect の停止状態は、Next Design では終了状態としてインポートされます。
- Enterprise Architect のフォーク/ジョイン(Synchronization)は、(状態遷移図上の意図が合流であっても) Next Design ではすべて並行としてインポートされます。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のステートマシン図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
シーケンス図
- シーケンス図の次の要素はインポートできません。
- 時間制約
- 継続時間制約
- 状態不変式
- 継続
- メッセージ順序(一般に GeneralOrdering と呼ばれるもの)
- ライフラインのパート/ポート、およびそれらを端点とするメッセージ
- シーケンス図上のアクターはライフラインとしてインポートします。型にアクターのモデルが設定されている場合のみ、Next Design 上で図形がアクター図形で表示されます。
- シーケンス図上のバウンダリ、コントロール、エンティティはライフラインとしてインポートします。
- 次の種類の複合フラグメントは単一のオペランドの場合のみインポートできます。
複数のオペランドが定義されていた場合はシーケンス図のインポートに失敗します。
- Break
- Loop
- Neg
- Opt
- 応答メッセージは、そのメッセージの送信元の実行仕様が最初に受信するメッセージ(起動メッセージ)の送信元となる実行仕様に対して送信されていなければなりません。異なる実行仕様に対して応答されている場合は、シーケンス図のインポートに失敗します。
- シーケンス図上の1つのノートに対して複数のノートアンカが接続している場合、そのうちの1つしかインポートできません。
- ノートアンカの位置やベンド位置は再現できません。
- ノートとノートを接続するノートアンカはインポートできません。
- メッセージ端(消失メッセージや出現メッセージの端点)の位置は再現できません。
- メッセージの引数部分は、Enterprise Architect では単一の文字列として保持されています。Next Design のモデルにインポートする際は、引数部分の文字列を次のように解釈します。
- カンマで分割した件数の引数があるものとして件数分の引数モデルを生成します。
- 各引数モデルの"値"フィールドに、カンマで分割した文字列を設定します。
- 引数モデルの"値"以外のフィールドは未設定とします。
- メッセージの戻り値部分は、Enterprise Architect では単一の文字列として保持されています。Next Design のモデルにインポートする際は、戻り値部分の文字列を次のように解釈します。
- 戻り値部分の文字列が設定されている場合は戻り値モデルを生成します。
- 戻り値モデルの"値"フィールドに戻り値部分の文字列を設定します。
- 戻り値モデルの"値"以外のフィールドは未設定とします。
- シーケンス図、およびシーケンス図の要素(ライフラインやメッセージなど)のステレオタイプはインポートできません。
- シーケンス図、およびシーケンス図の要素(ライフラインやメッセージなど)のプロパティに記載した内容はインポートできません。
- 応答メッセージでないメッセージの戻り値はメッセージのテキストで表示されません。 .
- 次の条件に該当するメッセージはインポートできません。
- フレームを端点とするメッセージ
- 相互作用の利用を端点とするメッセージ
- 次のようなデータをインポートした場合、シーケンス図の実行仕様が、Enterprise Architect のシーケンス図の表示と異なる構成でインポートされる場合があります。
- Enterprise Architect のモデルデータ上は実行仕様の区画が連続しているが、Enterprise Architect の表示上の制御で実行仕様が切断されているように見えるデータ
- 応答メッセージ以外のメッセージの送信先を開始済みの実行仕様に接続しているデータ
- 応答メッセージの送信先で新しい実行仕様を開始しているデータ
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のシーケンス図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- 相互作用の利用で参照先のシーケンス図が存在しない場合は、その相互作用の利用を含むシーケンス図全体がインポートできません。その他にもインポート対象の図がある場合はインポートを継続します。
SysML
ブロック定義図
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のブロック定義図上では表現されません。
- アクター
- 列挙
- インタフェース
- フロー仕様
- ドキュメント成果物
- 要求
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- 汎化
- ブロック定義図の以下の要素はパートまたはバリューとしてインポートします。
- パートプロパティ
- フロープロパティ
- 有向特性
内部ブロック図
- ブロック直下に配置された内部ブロック図のみインポートされます。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design の内部ブロック図上では表現されません。
- ドキュメント成果物
- 要求
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- 内部ブロック図の以下の要素はパートとしてインポートします。
- コネクタプロパティ
- 分布プロパティ
- 参加者プロパティ
- 付属プロパティ
- 束縛参照
- 終端点多重度
- 分類子振る舞いプロパティ
- 内部ブロック図におけるコネクタは、有向コネクタとしてインポートします。
パッケージ図
UMLのパッケージ図 を参照ください。
アクティビティ図
UMLのアクティビティ図 を参照ください。
ユースケース図
UMLのユースケース図 を参照ください。
ステートマシン図/状態遷移図
UMLのステートマシン図/状態遷移図 を参照ください。
シーケンス図
UMLのシーケンス図 を参照ください。
要求図
- 要求間の包含関係は Next Design では階層関係に変換してインポートされます。また、包含関係は Next Design の要求図上は表現されません。
包含関係が複数定義されている場合は、最後に読み込んだ包含関係で親要素を決定します。また、Enterprise Architect 上のモデルの階層関係を含めて、包含関係が循環している場合は、該当の包含関係はインポートしません。 - 要求間の依存関係は Next Design の要求図上は表現されません。
- Enterprise Architect の要求図でフレームが表現されている場合、Next Design の要求図で意図しない要素として取り込まれる場合があります。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design の要求図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
パラメトリック図
- ブロック直下に配 置されたパラメトリック図のみインポートされます。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のパラメトリック図上では表現されません。
- ドキュメント成果物
- 要求
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- パラメトリック図の目的関数は制約プロパティとしてインポートします。
- パラメトリック図の以下の要素はバリューまたは制約パラメータとしてインポートします。
- 効果測定
- パートプロパティ
- コネクタプロパティ
- 分布プロパティ
- フロープロパティ
- 参加者プロパティ