制約事項
全般
- Enterprise Architect での UML/SysML 図と Next Design での UML/SysML 図には内部データ構造の違いがあり、インポート元の図とインポート結果の図に違いが生じる場合があります。本パッケージを利用してインポートした結果が期待通りであるかどうかは、お客様にて必ずご確認ください。
モデル
全モデル共通
- 更新インポート時、Next Design で更新した属性値は、Enterprise Architect の情報で更新されるため失われます(値はマージされません)。
- 更新インポート時、Next Design のモデルのメタクラスと、更新インポートしようとするモデルのメタクラスが一致しない場合、以下のモデルはメタクラス変換を行うため維持できない情報が失われます。
- アクティビティ図のアクション(アクション/イベント受信/シグナル送信/時間イベント)
- アクティビティ図のアクションピン(入力ピン/出力ピン)
- ブロック定義図のポート(入力ポート/出力ポート)
- ブロック定義図の代理ポート (入力ポート/出力ポート)
- ブロック定義図の完全ポート(入力ポート/出力ポート)
- 更新インポート時、Next Design の関連のメタクラスと、更新インポートしようとする関連のメタクラスが一致しない場合、作り直されるため情報が全て失われます。
- 更新インポート時、Next Design のモデルのメタクラスと、更新インポートしようとするモデルのメタクラスが一致しない状態になった場合、そのモデルに対する更新、また配下のモデルに対する更新が正しく行われない可能性があります。
- 更新インポート時、ステレオタイプは変更(名前変更)・削除に追従しません。
- 更新インポート時、指定されたパッケージ配下に、他の Enterprise Architect プロジェクトのインポートで取り込まれたモデルがある場合、そのモデルは削除されます(Enterprise Architect で削除したモデル扱いとなります)。
- 更新インポート時、複数のダイアグラムが更新される場合、最後に更新されるダイアグラム以外は表示が更新されません。
構造モデル
- 内部クラスの情報は、親階層をたどって最初にみつかったパッケージの配下にインポートされます。
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design ではクラスとしてインポートされます。
- データ型(DataType)
- プリミティブ型(PrimitiveType)
- 列挙(Enumeration)
- Enterprise Architect の各種モデル(要素、属性、操作、接続など)に対して設 定される制約はインポートできません。
- ただし、ダイアグラム上でノートとして表現された制約は、ノートとしてインポートされます。
- クラスの属性や操作などの型に設定されたユーザ定義のモデルがEnterprise Architect のプロジェクト内に存在しない場合、Next Design にインポートされたモデルの型が未設定となります。
- Enterprise Architect のプロジェクトにおいて、次のような操作が行われた場合に該当します。
1.クラスA、クラスB を定義する
2.クラスA に属性Xを追加して、属性の型を クラスB とする
3.クラスB をモデルごと削除する
- Enterprise Architect のプロジェクトにおいて、次のような操作が行われた場合に該当します。
- クラス間の関連の関連端ロールに対して設定されるステレオタイプはインポートできません。
- クラス間の関連の誘導可能性の情報は、いずれか一方にのみ誘導可能であり、かつ両方の関連端が集約またはコンポジットでない場合に限りインポートできます。
- (コンポジット構造における) 以下の要素はインポートできません。
- オブジェクト
- パート
- アセンブリコネクタは、Next Design では次のように変換してインポートされます。
- ポート間のアセンブリコネクタ:コネクタに変換します。
- ポートとインタフェース間のアセンブリコネクタ:実現に変換します。
- 上記以外のアセンブリコネクタ:関連に変換します。
- コンポーネントやポートの公開インタフェース(要求インタフェース/提供インタフェース)は、Next Design では異なるモデル構造でインポートされます。
- Enterprise Architect :要求または、提供するコンポーネント/ポートの子要素として定義されます。
- Next Design :コンポーネント(ポートの場合はその親コンポーネント)と同じ階層の要素としてインポートされます。
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design ではノードとしてインポートされます。
- デバイス
- 実行環境
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design でアーティファクトとしてインポートされます。
- 配置仕様
- 情報アイテム
- 画像要素
- ドキュメント成果物
- Enterprise Architect で定義した以下の要素は、Next Design では関連としてインポートされます。
またこの際、コミュニケーションの方向(矢印)は表現されません。
- コミュニケーションパス
- Enterprise Architect で定義した以下の関係は、Next Design では依存関係としてインポートされます。
- 配置
- マニフェステーション
- Enterprise Architect の要求のプロパティの内容(Notes)はインポートできません。
- Enterprise Architect の拡張要求等で定義できる次の情報はインポートできません。
- risk
- source
- verifyMethod
- Enterprise Architect のバリュータイプから使用されていない"単位"、および"数量の種別"のモデルはインポートできません。
- Enterprise Architect のパッケージの直下に追加された"プロパティ"はインポートできません。 ブロックの子要素として追加したプロパティのみインポートされます。
- ブロックのポートの方向が未決定の場合、Next Design では入力ポートとしてインポートします。
- Enterprise Architect の"単位"モデルに設定した以下の値はインポートできません。
- quantityKind
- symbol
- description
- definitionURI
- Enterprise Architect の"数量の種別"モデルに設定した以下の値はインポートできません。
- symbol
- description
- definitionURI
- 入れ子のポートはインポートできません。
- Enterprise Architect のブロックのプロパティの型にクラスを設定していた場合、型の情報はインポートできません。
- Enterprise Architect のブロックのポートに設定できる以下の項目はインポートできません。
- 読み取り専用か
- 派生属性か
- 初期値
- Enterprise Architect のパートが所有するポートはインポートできません。
- パートが所有するポートとの接続は、パートの型に指定するブロックのポートとの接続としてインポートします。
- Enterprise Architect の制約プロパティが所有するプロパティはインポートできません。
- 制約プロパティが所有するプロパティとの接続は、制約プロパティの型に指定する制約ブロックのプロパティとの接続としてインポートします。
- Enterprise Architect の制約ブロックの配下に制約ブロックが配置されていた場合、一番最初に見つかった親パッケージにインポートされます。
- 以下の拡張要求は要求としてインポートします。
- 拡張要求
- 機能要求
- インターフェース要求
- 性能要求
- 物理要求
- 設計制約
- 以下のポートは設定された方向に従って入力ポートまたは出力ポー トとしてインポートされます。
- ポート
- 代理ポート
- 完全ポート
- ブロックの操作として定義された有効特性は操作としてインポートします。
- アクティビティにおける中央バッファノードとデータストアはオブジェクトノードとしてインポートします。
- インターフェースブロックはブロックとしてインポートします。
- 以下の要素はノートとしてインポートします。
- コメント
- 要素グループ
- 問題
- 根拠
- 割り当て
- 以下の接続は依存としてインポートします。
- 追跡
- 抽象化
- 置換
- 使用
- ユースケースの包含(include)、拡張(extends)は依存としてインポートします。
- 委譲の接続は依存としてインポートします。
- アクティビティにおける以下の接続は単純なフローとしてインポートします。
- コントロールフロー
- オブジェクトフロー
- 例外フロー
- ブロックが持つ以下の要素はパート/バリュー/制約パラメータのいずれかとしてインポートします。
- パートプロパティ
- 制約プロパティ
- フロープロパティ
- 有向特性
- コネクタプロパティ
- 分布プロパティ
- 参加者プロパティ
- 付属プロパティ
- 束縛参照
- 終端点多重度
- 分類子振る舞いプロパティ
- 目的関数
- 効果測定
インポート先を決定する条件は以下です。- 親要素がブロックの場合
- 制約プロパティの場合:制約プロパティとして取り込みます。
- プ ロパティの型がバリュー型の場合:バリューとして取り込みます。
- 上記以外の場合:パートとして取り込みます。
- 親要素が制約ブロックの場合
- 制約プロパティの場合:制約プロパティとして取り込みます。
- 上記以外の場合:制約パラメータとして取り込みます。
- 親要素がパートの場合
- プロパティの型がバリュー型の場合:バリューとして取り込みます。
- 上記以外の場合:パートとして取り込みます。
- 親要素がブロックの場合
- クラス等が持つ属性・操作のモデルは、Enterprise Architect で表示されている順序に関わらずアルファベット順でインポートされます。
- ブロック定義の制約は、Enterprise Architect で表示されている順序に関わらず作成された順でインポートされます。
- 更新インポート時、制約ブロックに定義された制約内容は変更(名前変更)・削除に追従しません。
振る舞いモデル
- 振る舞いの要素(状態、トリガ、アクション、コントロールノードなど)は、パッケージ配下ではなく振る舞いのダイアグラムモデルの子要素としてインポートされます。
- 振る舞いの要素を表すモデルの内、ダイアグラム上で表現されていない要素はインポートされません。
- 更新インポート時、トリガは変更(名前変更)・削除に追従しません。
- 更新インポート時、シーケンス図の関連(トレーサビリティ)を再設定する際、作り直す前のモデルから同一モデルと類推した新しいモデルに関連端を置き換えるため、同一モデルと類推できるモデルが見つからない場合はその情報が失われます。 また、類推したモデルに誤認があった場合は想定と異なるモデルと関連付く可能性があります。
ダイアグラム
共通
- Enterprise Architect のダイアグラム上の以下の要素はインポートできません。
- 凡例
- ダイアグラムの概要
- 境界
- ハイパーリンク
- 画像
- Enterprise Architect のダイアグラムのデータによっては、コネクタのベンド位置が正しくレイアウトされない場合があります。
- コネクタのデータとしてベンド位置が記録されているもののみインポートされます。
- シェイプやテキストのスタイル(背景色、線色、線の幅、文字色、フォントなど)はインポートできません。
- Enterprise Architect のダイアグラム上での別ダイアグラムの表現はインポートできません。
- Enterprise Architect のダイアグラム上で、コネクタと接続したノートアンカはインポートできません。
- 同一の要素に複数のポートが配置されている場合、ポート間のZオーダーはインポートできません。
- 更新インポート時、NDで更新したシェイプ・コネクタの位置 やサイズ情報は失われます。 また、一部シェイプ・コネクタに関してはスタイル(背景色等)情報も失われます。
UML
クラス図
- UMLにおける関連の限定子の情報はインポートできません。
- UMLにおけるテンプレートの情報はインポートできません。
- Enterprise Architect のクラス図でインターフェースがロリポップ表記されている場合、Next Design のクラス図ではクラス表記に変換されます。その際、インターフェースの図形のサイズは Next Design のシェイプ定義の既定値となります。
- Enterprise Architect のクラス図上で関連クラスが表現されている場合、Next Design のクラス図では関連クラスと関連コネクタの間の結線は表現されません。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のクラス図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
コンポーネント図
- Enterprise Architect のコンポーネント図でインターフェースがクラス表記されている場合、Next Design のコンポーネント図ではロリポップ表記に変換されます。その際、インターフェースの図形のサイズは Next Design のシェイプ定義の既定値となります。
- Enterprise Architect のコンポーネント図の以下の要素はインポートできません。
- オブジェクト
- パート
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のコンポーネント図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- 公開インターフェースのシェイプはNDではロリポップ表記のインターフェースとコネクタで表現されます。
配置図
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design の配置図上では表現されません。
- インタフェース
- 継承関係
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
パッケージ図
- パッケージ図上では、パッケージ間の所有関係(Composition)を表す関連は表現されません。
- 以下の Enterprise Architect のダイアグラム上の要素は、Next Design のパッケージ図上では表現されません。
- 成果物
- 情報アイテム
- 画像要素
- パッケージマージ、パッケージインポート、プロファイルの適用は依存としてインポートします。